こんにちは(❁´◡`❁)
デザインハウス都城・霧島(株式会社ひろ工房)です😊
今回は、UA値(読み方:ユーエーチ)についてお伝えしたいと思います✨
UA値とは【外皮平均熱貫流率】の事を指します。
家全体の断熱性を表し、国が定める住宅・建築物の省エネ基準でも出てくる数値です。
外皮とは住宅の外側の皮、 つまり 外壁・屋根・天井・床・窓 のことを指します。
そして、貫流とは貫き流れるという意味です。
壁を伝わって、家の中の熱量がどのくらい外に逃げるのかを表す数値で、
住宅や建設物の温度差が1℃のとき逃げていく熱量を、
壁や窓、屋根、床などの外部に触れているところ全体の面積(外皮面積)で割ったものが、「UA値」です。
「UA値」の数値が低ければ低いほど、断熱の高い、住宅・建築物といえます。
「性能の良い断熱材を厚く使用し、
より高性能なサッシに何層にもなるガラスを使用」
することで、UA値は低くなり、断熱性能の高い住宅になります。
近年は地球環境保全と温暖化防止のため、
世界的に二酸化炭素の排出量を削減する取り組みがなされています。
もちろん、日本政府も二酸化炭素の排出量削減を目指し、
その方法のひとつとして省エネ住宅を推進しています。
断熱性・気密性が高い住宅は、
一年を通して快適な温度で暮らしながら、冷暖房の利用を削減できる省エネ住宅です。
断熱性能を示すUA値は、住宅の省エネ性能を測る基準としても採用されています。
省エネ基準で示される、省エネ住宅のUA値の基準は以下の通りです。
地域によって気候が違うため、基準値も地域ごとに差があります。
地域区分 | 主な地域 | UA値 基準値 |
1 | 北海道 | 0.46 |
2 | 北海道、東北 | 0.46 |
3 | 東北、甲信越 | 0.56 |
4 | 中部、関東、北陸 | 0.75 |
5 | 関東、東海、近畿、四国 | 0.87 |
6 | 東海、近畿、四国、中国 | 0.87 |
7 | 九州 | 0.87 |
8 | 沖縄県 | – |
UA値の低い家🏡断熱性のいい家のメリット
メリット①光熱費を節約できる
断熱性のいい家は、「夏は涼しく、冬は暖かく」快適に過ごすことができます。
そのため、冷房・暖房の稼働率が少なくなり、光熱費を節約することができます。
メリット②CO2削減ができ、エコな暮らしができる
家でのエネルギー消費量を抑えることができれば、CO2の排出量がおのずと軽減されます。
そのため、地球温暖化防止などの環境保全にもなり、エコな暮らしが実現できます。
メリット③結露防止になる
「断熱性能の悪い家」では、
外壁の室内側に、室内の暖かい空気が冷やされて、結露が発生することがあります。
結露が発生すると、カビやダニの発生源となり、構造体が腐朽し劣化の原因になり、
住宅の寿命を縮めることになります。
原因の結露を防止することによって、建物の耐久性を伸ばすことができます。
メリット④ヒートショックの可能性を軽減することができる
断熱性能が悪いと、
居間などの南側の部屋と、日当たりの悪く暖房設備のないトイレや浴室などの部屋間で、
大きな温度差ができ、ヒートショックの原因になります。
しかし、断熱性能の良い家は、暖房していない部屋の温度も高くする効果があるので、
部屋間の温度差も小さくなり、ヒートショックを起こす可能性を軽減することができます。
ですが、注意点もあるようです。
小さなお子様がいる家では、積極的な窓開けと外出を推奨されています。
幼児期に熱帯に移住した日本人は汗腺(汗を出す線)の数が多いことが分かっています。
また、ロシア人と東南アジアの人を比べると汗腺の数が違う事も分かっています。
汗腺の数は2~3歳までに発達し、それ以降では変化がありません。
すので、日本の夏に適応出来るように、
出来るだけ外出して必要な暑さを体験させてやるか、
屋内においても多少の暑さの経験をさせてやることが望ましいです。
断熱性能を考えるときに出てくるUA値はこれからの家づくりに大切な言葉です。
高性能の家づくりは、快適で安心な生活ができます。
UA値と関連する言葉で、HEAT20やZEHなどもあります。
また次回ご紹介させてください😊
このブログが
皆様のご家族が健康で幸せになる家づくりの参考になれば、
うれしいです✨